CT
6台の診断用CT装置(最先端の機器である国内1号機のGE社製 256列 Revolusion CTおよびCanon社製 320列 Aquilion ONE、のほか、4台の64列CT)を稼働させています。
CT検査件数は年間40,000件を越え国内有数の実績を維持しているだけでなく、高度救命救急センターや集中治療室に搬送されるあらゆる病態の患者様に対応すべく365日24時間の緊急対応を行っています。
また、全てのCT検査に対して放射線診断専門医による読影報告書を即時発行し、診断から治療に至る最良な医療の提供に加え、必要に応じ3次元CT画像やDual Energyなどの画像解析として提供し、治療効果判定やインフォームドコンセントに活用しています。
研究として、最先端のCT機器を用いた、冠動脈CT、Dual Energy解析、AIを使用した金属アーチファクト改善、などが行われています。
CT (GE Revolution)
MRI
5台のMRI装置(3.0テスラ2台、1.5テスラ3台)を稼働させています。MRI検査件数は年間12000件を越え、急性期脳卒中など、急性期疾患の早期発見のための緊急撮影にも365日24時間対応しています。
放射線診断専門医がCTと同様にMRIの基礎や利点などを考慮してMRI画像を読影し報告書を即時発行しています。
研究面では,心不全や心筋症に関する心臓MRI、微少循環機能に関する心臓MRIとアンモニアPET、心エコーを用いて研究、パーキンソン病/パーキンソニズム症候群を診断するDATscanと3D-MRI画像を組み合わせた研究などの研究がさかんに行われています。
また、脳腫瘍の各種治験、軟部腫瘍の手術適応、関連企業の研究業務などを支えています。
MRI (Philips Achieva 3.0T)
教育について
当科では、他診療科や他施設とのカンファレンスを通じて、専門医取得前の医師に検査の原理や進め方、読影法を教育しており、加えて教育的な症例を復習しています。また、研究の成果は最近5年間に限っても国際学会発表約20演題、国際的雑誌での掲載論文数約20編を数え、内外で高い評価を得ています。