閉塞性肥大型心筋症(HOCM)
4D Flow MRIで心室内の血流を3次元可視化し、乱流運動エネルギー(TKE)などを定量。HOCMの血行動態を評価します。
当科の大学院は、専攻医研修と地続き。臨床で生まれた問いを、世界とつながる研究へ。
Work & Life
Research Mind
専門医の取得要件として、学会発表・論文発表が義務づけられています。当科は、この要件を形式的に満たすことをゴールにはしません。大学病院完結型のプログラムのもと、プログラムが本来求めるリサーチマインドの涵養に正面から取り組みます。当科では2年間の専攻医研修ののち、原則として大学院へ進学する体制をとり、臨床で芽生えた問いを、指導医が一貫して伴走しながら、学会発表・論文化まで「実体のある研究」へと育てます。
大学院に進んでも、付属の大学病院で臨床を続けられます。
大学院在学中も、収入・費用の両面で支えます。
臨床と並行して学位研究を進め、早期に学位を取得できます。
※ 大学院の授業料は標準4年間で総額 約100万円。国立大学の標準額(文部科学省令:入学金 28.2万円+授業料 年53.58万円=4年で約243万円)の半分以下で、私立ながら学費負担が軽いのが特長です。
(2026年7月現在/出典:大学ポートレート、国立の標準額は文部科学省令)
Themes
画像診断・核医学・IVR・放射線治療の臨床に根ざしながら、工学・情報科学とつながる研究を進めています。一例を紹介します。
▼ 主要テーマは特設ページで、論文・図・動画つきで詳しく紹介しています
心臓・大動脈から脳血管まで、血流と乱流(TKE)を3次元+時間で可視化・定量。大学院生の研究論文と可視化動画をまとめて紹介します。
特設ページを見る →頭部CTの脳容量から全身の多臓器体積まで、AI で自動計測。研究論文と代表図をまとめて紹介します。
特設ページを見る →PET・SPECT で代謝・血流・受容体を画像化し、脳神経・循環器・腫瘍の研究へ。院内でトレーサーを作る基盤や、核医学研究の論文18本もまとめて紹介します。
特設ページを見る →4D Flow MRIで心室内の血流を3次元可視化し、乱流運動エネルギー(TKE)などを定量。HOCMの血行動態を評価します。
大動脈解離・大動脈瘤を4D Flow MRIで解析し、乱流や壁せん断応力など血行動態の変化を評価します。
肺切除後などの左心房内の血流を4D Flow MRIで評価し、血栓形成につながる非生理的な流れを捉えます。
計算流体力学(CFD)と4D Flow MRIを融合し、血流の空間・時間分解能を高めます。独自のMRIシミュレーターも開発しています。
頸動脈狭窄による脳血行動態の障害を、4D Flow MRIで定量評価します。
脳動脈瘤の形態・血流・壁性状を画像で評価し、破裂リスクの理解をめざします。
AI(SynthSeg/SynthSR)で頭部CT・MRIから脳容量を自動計測。MRIが難しい救急患者にも脳萎縮評価を広げます。
DESHの定量評価と脳脊髄液(CSF)動態の統合解析により、見逃されやすい認知症病態のスクリーニングをめざします。
アミロイドPETやMRIで、アルツハイマー病など認知症の診断・重症度評価に取り組みます。
ドーパミントランスポーター(DAT)をPETで可視化し、パーキンソン病など神経変性疾患の評価をめざします。
低酸素を可視化するPET(FAZA等)で、慢性下肢虚血の組織灌流・低酸素を評価します。
PET/MR一体機のデータを用い、減弱補正やSUV定量の精度向上に取り組みます。
PET/MRで頭頸部腫瘍の進展・予後の評価をめざします。
TotalSegmentatorで日常のCT画像から筋・脂肪・臓器を自動計測し、追加被ばくなく得られる体組成情報が、フレイルの早期検出に役立つかを検討しています。
IMRT・画像誘導放射線治療を中心に、頭頸部癌・子宮頸癌などで、治療成績の向上と晩期有害事象の低減に取り組みます。
Collaboration
院内の各診療科、日本医科大学以外の大学・研究機関、海外の研究機関、そして主要ベンダーと共同研究を進めています。臨床データと工学・情報科学をつなぐネットワークの中で研究できます。
各診療科と密に連携し、臨床の課題から研究を立ち上げます。
※ 科研費 国際共同研究加速基金による国際連携。
国内外の主要MRI・画像ベンダー各社と共同研究を行い、最新技術を研究に活用できる環境があります。
Research Funding
研究にしっかり打ち込めるよう、研究費の面からも環境を整えています。
当科のスタッフは、研究代表者として科研費を計40件(配分額 累積 約1.7億円)獲得しています。現在も13件が進行中で、その配分額だけでも約8,385万円(2026年7月現在)に上ります。さらに、本院で専攻医の指導にあたる常勤医(助教以上)の約47%が、現在も研究代表者として科研費を実施しています。基盤研究B・国際共同研究をはじめ、救急科・脳神経外科などの他診療科や、大阪大学・早稲田大学・チューリッヒ大学などとの共同研究にも研究分担者として多数参画しています。
これらの研究費の一部は、大学院生の研究活動(学会参加費の補助、AI解析ソフトのサブスクリプション費用など)の支援に充てています。費用面の心配を抑えて、研究に集中できる環境です。
Awards
研究の成果が、きちんと評価される環境です。なかでも大学院生が筆頭で受賞を重ねていることが、当科の誇りです。
約7,000名が参加する日本医学放射線学会総会をはじめ、国内外の学会で大学院生が筆頭演者として受賞を重ねています(2017–2020、複数名)。
指導医と二人三脚で、大学院生のうちから世界の舞台へ。